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DoF

焦点によってDoFが変動するFlowGraph
ファイル 97-1.jpg
この機能とちょっとした不具合を修正したCityのファイルをアップロードしたら、なぜかいつもと違う人から「27日まで会社に居ないから無理」みたいな返信が返ってきた。
おいおい。

*追記
帰ってきたメールはまた別の件だったのか(間違えて自分に送った?)、
Cityのアップロードのチェックが行われて更新されていた。
で、今回のDoF機能は常用には向かないと思った。特に距離の差がある野外だと不自然なくらい頻繁にぼかし具合が切り替わったりするから、屋内限定とかにしたほうがいいと思った。

ファイル 97-2.jpg
視点が遠距離の背景とアバターへ交互にぶつかってDOFの度合いの変化が激しく切り替わって目障りな場合がある。特に移動中。

ファイル 97-3.jpg
この後ろ側だけすこしぼやけてる感じが結構リアルに見えた
・・・いや、そうでもないか
ファイル 97-4.jpg
それほど距離差が無い屋内だったらまあまあ使えるかな

Cinema4DによるBlueMars設置物の作成

BlueMarsは同ゲームエンジンで本家でもあるCrysisとは違いColladaのモデルデータを直接インポートできる。
この奇跡的に追加された機能でCinema4Dでもコンテンツを作成することができる。だが、ただ"モデルデータを持ち込める"といってもモデルデータにはさまざまな要素が付随しているものなので、それらの情報が確実に受け渡しできているのかが重要。

例えば
・UVとマテリアル
マテリアルの名前と複数のマテリアル設定。
・コリジョン設定
CryEngineはproxyという名前のマテリアルを使うポリゴンが当たり判定になる。物理処理などにも作用し、閉じた形状でなく厚みのない一枚ポリゴンでも機能する。
・LOD設定
距離によってディテールを落とした形状に表示を変更する。

という要素があり、Cinema4Dが出力するColladaでも上記の組み合わせはバッチリ反映される。
マテリアルの中身の設定はDiffuseとSpecularしか反映されていないが、必ずといってもいいほどマテリアル設定は弄り直すので問題無し。
ただ、以下の要素はCinema4Dで作成不可能。

・頂点カラー
テクスチャ無しで色を頂点ごとにつけられる。大雑把なライティングの焼付けなど。
・ボーン/アニメーション
・アバターのBody
ベースとなる形状から頂点を移動させて保存したColladaをインポートし、それをモーフみたいな情報として読み込む。

SSAOもあるし、それほど必要とは思えない頂点カラーはともかく、アニメーション全般が作成できないのは結構もどかしい。
アバターのBodyはキープしているハズの頂点の順番が正しく読み込まれないのかクシャクシャに崩壊する。C4D側では具体的な座標と順番も確認できるのに。よってBodyはBlenderで作業しているが、頂点をノーマル方向にドラッグ移動しながらドラッグ中にマウスホイールの回転で周りの頂点への影響範囲をコントロールできる仕様が幸運にもかなり使いやすい。
あと自動で操作内容を対称側に反映すこともできるからやりやすい。
現在のOpenColladaブランチを用いたBlender2.5ビルドでもアニメーション関連の作成は不可能。そもそも2.5からCollada出力時の設定(Bake Matricesなど)がなくなっている理由が分らない。ちなみにBlenderでもアニメーション以外なら全ての機能がBMに受け渡しできる。